思い出しては、また沈み 未選択 | 2009-12-23 Wed

閑話休題って自分で言ったくせに
どうしてもあの時のことを思い出して、一人で沈んでしまう
……やっぱ、奈津さんに会わなきゃダメみたいだ


学校を休むのは楽でいいけれど、奈津さんに会えないのはやっぱ嫌だ
そう考えると、学校にさえ行かなかったら自分と奈津さんなんて
あっけなく離れてしまうんだなぁって、変に実感してしまう
本当に、あっけないもんだね


奈津さんに会わないと、どうしてもあの時の会話に引きずられてしまう
家で寝てる時とか何もしないから、なおさら
都合悪いことはすぐに忘れるくせに、何でこういうのは忘れられないんだろ
ふと、胸に突き刺さる言葉を思い出しては、一人で沈んでさ
……いい加減、自分で自分がウザくなってくる


奈津さんの側にいられる時は、思い出さずにすむんだけどな
何か、奈津さんの側にいると気持ちが上書きされてる気分
奈津さんの側にいられると嬉しいから、頭の中も心の中も嬉しい気持ちで一杯になる
だから、あの時のことを思い出さないでいられるけんだど
……一旦思い出したら、厄介なんだよな


思い出したくないのに、ふと思い出してしまう自分の女々しさが嫌になる
たとえ奈津さんがまだ元カノさんのこと好きだとしても
それを受け止められるくらい大人な、広い心になれたらいいのに
昔は昔で、今は今って言えない自分は、とことん女々しい
……女々しいのは嫌いなのに


いつか、好きな人の全部を受け止められるような人になりたい
奈津さんの過去も元カノさんについてとかも、全部全部受け止められるような、そんな人に




ちゃんと努力、しなきゃね